冗長化システムおよびコントローラ

サットコムリダンダンシーシステム

コムテック・ザイコム・テクノロジーが提供する冗長化システムは、お客様の新たなご要望や新しい冗長化制御手法の導入に伴い、その種類を増やしてきました。Xicomの冗長化システムは、ラックマウントとアンテナマウントの両方で動作するように構成することができます。

アンプの冗長化切り替えの場合、冗長化機能をアンプに配置するか、別のコントローラーに配置することができます。アンプはシンプルなシステムに対応できますが、より複雑なシステムには別のコントローラーが必要です。冗長化や切り替えの判断がどこで行われるかにかかわらず、その判断はアンプの状態に左右されます。

Xicomのすべてのシステムは、アンプのステータスをハードウェアによるフォルト信号（フォルトリレー接点）で確認することで、最も堅牢で迅速な自動切り替えを実現しています。その他のアンプの監視と制御は、アンプとコントローラ間でシリアルまたはイーサネット通信により通信されます。

TWTA、SSPA、KPA用コントローラ。

コムテックのXicomアンプは、コントロールシステムソリューションの完全なスイートによって補完されています。コントローラーは、狭い場所での基本的なシステムには1RU構成、複雑なアンプやスイッチング構成には3RUのタッチスクリーンユーザーインターフェイスが用意されています。カスタムソリューションは、コントローラーソフトウェアに実装することができます。

タッチスクリーンコントローラ
コムテックの新世代XTCTラックマウントコントローラは、屋外アンプ（ODU）の監視・制御用に使いやすく、直感的なタッチスクリーンインターフェースを提供します。新しいタッチスクリーンのフロントパネルには、電力出力や温度などのHPAの動作状況、パラメータのトレンド解析のグラフ表示、イベントログが表示されます。

この新しいディスプレイにより、共通アーキテクチャ（TWTAまたはSSPA）用の複数のHPAを制御するために、別の外部コントローラーが不要になります。すべての動作データはアンプの不揮発性メモリ内に保存され、ユニットにサービスや修理が必要な場合にHPAの完全な履歴を提供します。

XTCTコントローラは3RU、19インチラックユニットに収納され、単一のアンプまたは1：N冗長システムの複数のアンプの制御用に設定することができます。

また、イーサネットインターフェースを介して、ローカルおよびリモートの診断を簡単に行うことができます。この新しいディスプレイは、導波管スイッチとコンバイナーを表示・制御できるため、一般的なアーキテクチャで外部コントローラを別途用意する必要がなく、コストとスペースの削減を実現します。